現場事務の日常

鉄筋材のミルシートとタグのファイリングに苦労した話。

現場事務の業務で、最も重要だと個人的に思っているファイリング作業。

数えきれないほどの資料をファイリングしますが、その中で苦労したのが鉄筋材搬入の資料、
ミルシートとメタルタグの管理です。

★ミルシート
鉄筋の品質を保証するため、メーカーが規格品に対して出す証明書。鉄筋の種類,径または呼び名,数量,化学成分,引張りおよび曲げ試験結果,製造業者名などが記載されている。「鋼材検査証明書」ともいう。
(『建築現場実用語辞典』(井上書店)より)

★タグ
出荷された鉄筋材1束ごとにつけられている納品管理のための荷札。


☆こんな感じのものです。金属メタル板やプラスチック板あり。

現場に鉄筋材が搬入された時に、ミルシートとタグ、そして鉄筋に刻印されているロールマーク(鉄筋の種類を識別するマーク)を監督者がチェックした後、現場事務所にこれらを持ち帰ります。
それを、検査時の資料や、何かトラブルが出た時の資料、発注者に提出する(公共工事)書類としてきちんとファイリングするのです。

初めてその業務を頼まれた時の驚き・・
ドロドロのタグをコンビニの袋に入れてドサッと机に置かれ「ミルシートとセットにしてファイルしといてね〜」と。
タグはメタル製のものやプラスチック製のものが混在、引きちぎれているものもあり。

まずは製造会社ごとにわけ、それぞれ製造番号と本数等をミルシートと突き合わせてまとめていきます。会社によって書式が微妙に違うので、チェック時にちょっと混乱したりも。
その後は、紙にタグを順番に貼り付けて、対応するミルシートの後ろに納品書と共にとじ込みます。
少なければどうということもないのですが、何しろ300枚以上のタグを前に(しかもバラバラ)、白目になりつつ、手と机を泥だらけにしつつ何日もかけてやりました。
手間だったのは、紛失したタグを取り寄せねばならなかったこと。
メーカーに連絡し、再発行してもらう手続きを何度かしました。
(もちろん再発行料金が発生します)
なかなか届かなかったり、届いても足りなかったりするトラブルもあり、全部終わった時は心の底からホッとしましたよ。
ファイリングにあたり、管理リストをExcelで作成したので、これからは都度入力していこうと思います。
でもまず第1条件はこれ!↓

現場監督の皆様へのお願い
鋼材搬入されたら、その都度タグを持ち帰って下さい!頼みま〜す。
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