現場事務の仕事を始めたものの、なんだか合わなくてもう辞めてしまいたい!という方もいらっしゃると思います。
現場事務は環境が一般事務に比べるとちょっと特殊ですし、合う合わないがはっきりする業種です。
そんな時は・・・
きっぱりと辞めてしまいましょう!!
いや、そんな、身も蓋もない言い方・・と思われるかもしれませんが、無理をして辛いことを続ける必要など全くないと私は考えます。
現場事務の仕事そのものが合わない場合は別の業種を、現場事務の仕事はしたいけれどその事務所の雰囲気が合わなければ別の現場を探せばいいと思います。
さて、この記事では、派遣社員が現場事務を辞めたい時はどうするか?・・を書いていきます。
「仕事が合わなかった」「職場の雰囲気が合わなかった」等大雑把な理由を伝えれば問題ありません。
派遣先から引き止められることもありますが、そこは契約書に沿って退職することができます。
大体の派遣会社では、ひと月前に契約更新の意思を確認してくると思うので、その時に伝えればいいでしょう。
基本的に、派遣社員は契約期間中に退職することはできません。
ただし、やむを得ぬ事情がある場合は退職可能です。
民法628条
当事者が雇用の期間を定めた場合であっても、やむを得ない事由があるときは、各当事者は、直ちに契約の解除をすることができる。この場合において、その事由が当事者の一方の過失によって生じたものであるときは、相手方に対して損害賠償の責任を負う。
労働基準法第16条
使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない。
とあります。
万一損害賠償の件でトラブルが起きた場合、労働基準監督署に相談しましょう。
さて、問題はこの「やむを得ぬ事情」ですね。
まずは、これは×というもの。
人間関係や、仕事内容が理由だと「派遣先と調整します」という事で片付けられる可能性大です。
時給が合わないというのは次回契約更新の時に持ち越されますし、転職先が見つかった、はまあ常識的に話にならないでしょう・・
では、高い確率で辞めることができる理由は、
などがあげられます。
体調不良で診断書を提出するよう求められることはほとんどないと思われます。
私も、前に1度だけ現場が合わず朝起きても布団から出られない、現場のある駅につくと吐き気でベンチで休まないと動けない、笑う事ができない・・という状態になった経験があります。
病院へ行くほどでもないけれど、このままでは働けない、という状態。
派遣の担当者に、その状態を正直に伝えれば退職の理由になるでしょう。
私は、その後、無事にその現場を辞めることができました。
無断欠勤のあげく、連絡先不明になること。
これはいけません。本当にダメ。
現場に迷惑をかける、派遣元の派遣会社の信用を落とす、今後その派遣会社からの仕事は受けられない事はもちろんですが、何より自分自身の人生に大きなダメージを与えます。
この先「あの時途中で逃げ出してしまった」という記憶が一生まとわりつきます。
それは自己卑下にもつながってしまいますから・・
現場を辞めたいと思うのは、働いてみてそんなに時間がたっていない派遣契約期間内だと思います。そんな時に辞めると言い出すのは勇気がいりますし、気まずさから逃げ出したくなるかもしれません。
でもそこで、きちんと退職の意思を伝え、お互い迷惑のないようすみやかに退職しましょう。
嘘も方便。体調不良や家の事情など、うまく使ってしまっていいと思います。
そして・・建築現場って現場事務員の途中退職が結構あるんですよね。
環境が特殊なので、みんな「まあしょうがないな」という雰囲気で、辞めたからどうこう文句を言ったりする事はほとんどないです。
派遣担当者の方もその辺はよく理解していて、仕事を始めた頃はしょっちゅう「環境大丈夫ですか?」という連絡がきました。(私の前の人が3日で逃亡したとかで・・)
そういうことで、あまり深刻に考えすぎず、合わない場合は次を考えることをおすすめします。