現場事務の日常

現場事務員と現場担当職員の違い

現場事務には実は2種類の業務形態があります。

1つは、一般的に派遣会社やハローワーク、その他で求人募集されている現場事務員です。
担当現場で事務他の業務を行う事務員のことです。
ほとんどが、派遣社員や契約社員、パート社員になります。

もう1つは現場事務担当の事務員です。
こちらは会社の管理部門所属の職員で、通称「事務担」と呼ばれています。

今回は、その2つの業務の違いを紹介しようと思います。

私が働いているのは、ゼネコンの現場で元請けの立場です。
サブコンやその他の建設会社の現場事務とは業務範囲が違う可能性がありますので、その点ご了承下さい。

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現場事務員の業務

私が行っている業務はこちらになります。
現場事務内の書類管理や、経理関係の書類作成、事務所内の備品管理はじめ、清掃、その他雑務を担当します。

基本的に、担当現場内の業務のみ行います。(複数現場を担当する場合もある)

現場事務担当の業務

事務担当の業務は主に以下のようなものになります。

  • お客様(発注者・施主)、との契約関係手続き
  • 諸官庁への提出書類作成、提出
  • 近隣への工事説明、挨拶まわり
  • 現場事務所立ち上げ関係手続き(不動産会社との賃貸契約など)
  • 現場事務所の設置にあたり、電話回線、Wifi設置、コピー機のリース等の契約手続き
  • 地鎮祭、起工式、上棟式、竣工式等の式典開催準備、当日の進行
  • 現場の予算を立て、毎月支出をチェックしたり、決算処理をしたりする

主に、現場の予算関係や外部との交渉などを行います。
その他にも、工事の進捗状況をチェックしたり、社内監査に立ち会ったりとさまざまな業務があります。
だいたいの事務担当職員は、複数の現場を担当していることがほとんどでかなり忙しい業務です。

事務員と事務担当の連携

現場事務員と事務担当職員は重なる業務も多く、常に連絡を取り合って仕事を進めていく形になります。
特に、請求書処理や、決算時の処理等は、現場事務員が書類を作成し、事務担当が取りまとめ&チェックするため、記入・入力ミスの有無、提出期限等、よく確認をしつつ処理する必要があります。
その他、事務所内の備品レイアウトや配線トラブルなど対処してもらう場合も。
小さなことでも密に連絡を取り合い、現場の進行がスムーズにいくようにしましょう。

まとめ

所属業務内容
現場事務員派遣社員
契約社員
パート社員
書類管理作成
現場事務所管理(清掃、備品等)
CAD業務
事務担当職員正社員現場の予算管理
客先、近隣等対外交渉
発注者、諸官庁への書類作成等

*派遣会社や求人サイトで募集しているものは、ほぼ現場事務員の業務です。

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