契約時の時給って固定じゃないの？
いや、あがる可能性があります！
そうなんです。派遣社員の時給はUPする可能性があります。
私が今の職場で働き始めてから18年になりますが、時給が４回あがりました。
（うち１回は無期雇用派遣社員になったため、時給に賞与と退職金が含まれている）。
はい、時給アップの回数少ないですね・・・
でも不景気の中、非正規雇用の時給があがったっていうだけでも嬉しかったです。
結局、最初の契約時からトータル190円アップです。
これを計算してみると、
（日収）190円×8時間＝1,520円
（月収）1520円×21日＝31,920円
（年収）31920円×12か月＝383,040円アップ
当初と比べてこれだけ年収が変わりました。
アップ額は50円ずつで、ちなみに無期雇用派遣社員になった時は20円アップ。
賞与分10円、退職金分10円ってことでしょうか。（すみませんちょっと嫌味っぽかった）
ちなみに50円アップだと、
（月収）400円×21日＝8,400円
（年収）8400円×12か月＝100,800円アップ
こんな感じ。意外に多いとみるか、少なすぎるとみるか・・
時給アップをする方法は、
「派遣元の営業担当者に交渉する」というのが鉄板とされています。
定期的に職場に担当者が訪問してくる際に、直接面談して交渉します。
その際、業務内容が増加した、取り組んできた事とその成果、他の派遣社員に比べて時給が安い等々、明確な理由を述べるのが大切です。
ただし！私はどうしてもそれができなかったのです。
系統立てて理由を説明して時給アップしてくれなんてとてもいいだす勇気がなくて。
「交通費分が負担なので、もう少し時給があがると嬉しいです」と小さな声で言うのが精いっぱい。
そこで、時給アップを意図したわけではないのですが、派遣先の人たちとの雑談の中でそれとなく派遣社員の契約状況を話題にしました。
正社員、特に転職経験がない方は、派遣社員の契約がどのようになっているか知らない人が多いのです。
派遣会社のマージンがどれくらいなのか、休祝日は給料が出ないこと（意外に知られていない）、交通費が出ないこと、時給があがらないこと・・・
「ええええ！そうなの？」という反応が結構あって、こちらがびっくりしました。
その後、社員の方が派遣元と交渉してくれてめでたく時給アップになりました。
もしかしたら、小さな声で派遣元担当者に言ったことも何らかの効果があったのかもですが。
これはすごく幸運なことで、すべての会社がそのように動いてくれるわけではないと思いますが、こんな事もありましたよ、という事で。
何より大事なのは「しっかりと要求は口にすること」だと思います。
派遣法が変わり最大３年までしか働けない状況ですが、最初の契約期間きちんと働いてみて、そこで時給が業務内容や量に見合ってないと思ったら思い切って口にしてもいいと思います。
私は担当者にうまく交渉できませんでしたが、言わなければ何も変わらないのです。
本当に、何も変わらないのです！
時給にかかわらず、勤務時間でも職場の環境でも、気がついたことがあればどんどん要求していきましょう。（私はそれで勤務時間を変えてもらったことがあります）
私も、次回はきちんと交渉してみようと思います。頑張りましょう！
