現場事務の日常

気持ちをフラットに保つには女優になれ!

仕事をしていると、どうしても感情が波立ってしまう事がありますよね。
いつも理不尽なことばかり言ってくる人とか、セクハラまがいの言動をしてくる人とか、わけのわからないクレーマーに遭遇したりとか。

私も、30年以上働いてきて、何度もそういう事がありました。
そんな時、どう対処してきたのか書いてみます。

さて、最初に結論を言ってしまうと、この記事のタイトルの通り

気持ちをフラットに保つには女優になれ!

なんですよ。

女優って??何を言ってるの??でしょう。

私は、これでずっと乗り越えてきました。

きっかけは、秘書をやっていた時のこと。
入社2年目で秘書の辞令が出て、自分的にはすごく嫌だったのに加えて、周りの女性先輩方のやっかみのすごさに辟易していました。
ある時、ラスボス的な女性先輩に呼び止められ、恐ろしい声で「どうしてあなたが秘書になれるわけ?どうやってとりいったの?」と。
私はもう「こわいいいい~」と「秘書なんかやりたくないのにやらされて苛立ちMax!」と「うるさいわアホ」が同時にきて、米倉涼子ばりに、
「私が頭が良くて、きれいで、愛想がいいからじゃないでしょうか?」
と一字一句はっきりゆっくり、そして最高の笑顔で言ってやったんですよ。

・・・空気が凍りました。
でも、なんと奇跡的にラスボスの雰囲気が一変して、私を認めてくれたんです。
その後はすっかり打ち解けてわだかまりはなくなりました。

この時思いました。
ああ、心の中は怒りでいっぱいでも、表面的に別人を演じれば事がうまくまとまるんだ、と。
その行為の善悪は置いといて、仕事上では自分の感情を全開にしなくても外側は演技をしてもいいんだと。

それ以来、何か言われたら「私は女優だから」と思いながら、にっこりと対応しています。だいたいこれで大丈夫!

とはいえ、そんなことでは治まらないくらい腹に立つ言動をされることもありますよね。
いつもいつも嫌いな人の事で頭がいっぱいで、日常生活がおびやかされてしまったりして。

常にその人の事が頭から離れない、朝起きてすぐに顔が浮かんで腹が立つ、寝る前も思い出してイライラする、ふとした時に顔が浮かぶ、ああ言われた、こう言われた、と何度も反芻してしまう。

ちょっとまて。
それって・・恋愛とほとんど変わらなくないですか?

恋愛だったら、相手に会ったり、何か話しかけられたりするたびに💕ポイントあがりますよね。
逆に、裏恋愛(と呼んでしまおう)の場合は、そいつに会ったり話しかけられるたびに💩ポイントアップ。

裏恋愛であることに気がついた後、私は何かあるたびに、

「はい!💩ポイント1ポイントいただきましたー!」とか「本日の💩ポイント10です!」とか、心の中で叫んでいました。
実際、そこら辺の紙に💩マーク描いたりして。

・・・実にアホで下品ですが、なんかそんなことしてるうちにバカバカしてくなって、だんだん気にならなくなってきたんですよ。これ本当に。

 

要するに、仕事の人間関係にのめりこみすぎないことです。
彼らは家族じゃないんです。
仕事も、人生の全てじゃない。
仕事で嫌な人にあったり、腹が立つ事を言われたりしても、真正面からがっぷりと組まなくてもいいんですよ。
自分の心の中を「嫌な人」でいっぱいにする必要はありません。

それはそれ。嫌だけど自分のテリトリーの「仕事」の部分に置いておいて、普段は自分が気持ちの良くなることをすればいいんです。
会社にいるのなら、美味しいお茶を飲むとか、外の空気を吸ってみるとか、憎たらしい上司の机の上に消しゴムのかすをまき散らすとか(ダメw)、とにかく今できる選択肢のなかから一番「いいな」と思うことを選んで実行してみる。
そうすると、少しずつ心が上向きになっていくことと思います。

💩でも気持ちのいいことでも、どちらにするか自分で選べますからね。

女優になってサラッと仕事をこなしていきましょう~。

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