現場事務の仕事をしてみたいという方は、まず「取得していると有利な資格はあるのかな?」と思うのではないでしょうか。
現場事務職ではもちろん、後者の資格にあたります。
では、‟現場事務をやりたい”という時に必要な資格とはなんでしょう?
20年以上働いてきた経験から思いきって断言します。
“現場事務に資格は必要ありません”
ちょっと言い方が極端ですね・・💦
もう少し丁寧に言うと、資格を持っているからすぐに採用しますよ、という資格はありません。
現場事務はどちらかというと資格を持っている人材よりも実務経験豊富な人材を求めています。
採用者はおそらく履歴書の実務経験はチェックしても、資格の欄はあまり参考にはしないでしょう。(現場事務でもCADオペレーターのような特化した業務の場合は別)
では、資格を取るのは無意味なのか?というと、そんなことはありません。
〇資格取得=仕事の質が高まり、本人の将来(就職、転職等)につながる
つまり、資格を持っている人を採用すると、業務がレベルアップし効率化も図れる可能性が出てくるわけです。
また、資格を持ち、更に実務経験がある人材は非常に有利だという事です。
では、どのような資格が仕事に役立つのでしょうか。
建設業経理士(建設業経理事務士)
建設業の経理・会計処理に特化した資格。
商業簿記の知識に加えて建設業特有の用語や処理方法などを学びます。
1級・2級は建設業経理士、3級・4級は建設業経理事務士。
ちなみに、建設業経理士1級・2級所持者は、公共工事の入札可否の判断の資料となる経営事項審査の評価対象のひとつとなっているため、企業からの評価が高く資格手当がつきます。
月次の請求書処理や決算処理時は、ルーティーンでもこなせますが、建設業経理士の資格があればより深く業務の流れや内容が理解でき、スムーズに処理していく事ができるでしょう。
将来の転職時にも有利に働きます。
日商簿記検定
上記の建設業経理士と共通する部分が多いので、両方持っていると最強です!
順番としては、日商簿記検定を取得してから建設業経理事務士の勉強をすると理解しやすと言われています。
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
マイクロソフトオフィスシリーズのソフト、ワード(Word)・エクセル(Excel)・パワーポイント(PowerPoint)・アクセス(Access)・アウトルック(Outlook)のスキルを証明するための検定試験です。
現場事務ではExcel、Wordは必修なので、取得しておけば必ず役にたつ資格です。
試験は、スペシャリスト(一般)レベルとエキスパートレベル(上級)レベルがあります。
現場事務業務では、ワードはスペシャリストレベル、Excelはエキスパートレベルがあるといいのではないかと思います。
CAD利用技術者試験
これは、CAD操作だけではなくCADシステムの概要やネットワークやセキュリティ等の知識も問われる試験なので、CAD業務に携わっていて、なおかつ余裕のある方向け。
私自身は、これらの資格を取得していません。
この記事を書くにあたり、改めて各試験の概要を読んでみて、試験を実際受けなくても試験の勉強だけするのもアリだなと思いました。
今は、昔ながらの通信教育の他に、オンラインの学習方法があって便利ですね。
通信教育&オンラインとセットみたいな形が主流のようです。
来年に向けて何かやりたくなってきました!